夏まつり交流 with 三陸気仙 ご報告


陸前高田市の荒町の皆さんから、今年も「うごく七夕まつり」への応援の要請をいただき、
7月に「たずねて3」、8月に「たずねて4」を企画しました。今回もたくさんの組合員の参加
がありました。その一部を報告します。

 

岩手県気仙地域の夏まつりは、誰もが楽しみにしている一大イベント。地区ごとに1ヶ月かけて山車をつくるなど、地域コミュニティの大きな柱でもありました。
現地のみなさんは、震災後3回目の夏をむかえられます。
七夕まつりの山車の大きさは震災前の通常の大きさでつくることに決められ、大きな山車をつくるため、花づくり作業が相当な量となります。「祭りは開催したい。でも人手が・・・」そんな思いに応えたいとコープあいちの組合員が「夏まつり応援ツアー」で駆けつけました。

たずねて3 (7月20日~22日)

①7月20日(土)

●ボランティアの水野貞一さん・鎌田水産 山口優希さんのお話
到着して間もなく、移動中のバスの中で、ボランティアの水野貞一さんと鎌田水産の山口優希さんの話を伺いました。
水野貞一さんより
まだ多くの方が仮設住宅で生活している中で、「先の見えた方」と「先の見えない方」の二極化が進んでいること、仮設住宅に住む1800世帯のうち800世帯が災害復興住宅を希望していますが、まだ数十軒しか建てられていないこと。被災地域では毎日山が削られて景色が日々変わっている状況や、未だ行方不明者捜索のため警察が定期的に調べている沼地のことなども話していただきました。
山口優希さんより
震災で、操業していた2艘のうち1艘が燃えてしまい、しばらく1艘で操業していたものの、もう一艘難を逃れた船があり、今は再び2艘で営業をしていること。また、鎌田水産の取り扱っているサンマの漁の仕方などを説明していただきました。工場内の見学はできませんでしたが、建物の外で行われている養殖牡蠣の収穫作業を見学することができました。

※今年も鎌田水産のサンマは東海コープを通じてコープあいちで取り扱われる予定です。

②7月21日(日)

● 山車に飾る花づくりのお手伝い 
二日目は、陸前高田市「認知症にやさしい家族支援の会」菅野さん宅と隣の修復中の家屋にて、8月の七夕祭りに向けた準備作業を行いました。花飾りを開いて板に貼っていく作業と、短冊と紙縒りをホチキスで留める作業があり、ふたつのグループに分かれ、作業内容を交代しながら朝9時から18時まで作業しました。昼食時には地元婦人部の方々が作った汁物をいただきながら、8月のおまつりに関わる内容を話し合いました。

●市内視察
市内視察は初参加の方を中心に、「居場所ハウス」(大船渡市で6月に開設された)を見学しました。ここではお年寄りが自作のお菓子を持ち寄ったり、子どもが読書したり、男性が夜に飲み会を開いたりと、地域の人が気軽に立ち寄れる場所づくりを目指して作られました。その背景には、これまで自宅の茶の間で行われてきた交流が仮設住宅など狭い住居に移ったことで開きにくくなっていることや、震災から1年経って心のケア・地域のサポートの必要性が見えてきたことなどがあります。米国のハネウェル社の支援を受けて建設されましたが、今後運営に関わる費用をどのように補っていくかという課題を抱えているそうです。

※岩手へ何度か来ている参加者は引き続き花づくりを行いました。

たずねて4 (8月5日~8日)

①8月6日(火)

●願いごと風船つくり

学生ボランティア(安城)の人たちと、風船にねがいごとを書いてもらい、風船をたくさん集める作業を一緒に行いました。次から次へと風船を求める組合員に対し、学生ボランティアの方々は「生協の人、すごい」の声も聞かれました。

集めた風船は1ヶ所に集められ、夕方6時よりカウントダウンセレモニー開始。各団体の挨拶の後、一斉に大空に風船が上がりました。翌日のTVニュースでもその模様が流れていました。

①8月7日(水)
●動く七夕まつり当日・・山車の引き手として終日行動
荒町祭組の方々と一緒に山車の引き手として参加。大学生のボランティア参加者もあり、町の方々と力強く引くことが出来ました。山車は助成を受け、以前の大きさの山車に戻り、ミニ山車とともに安全祈願祭を行い祭りが始まりました。


昼食は、婦人部の方々の「カレーライス」。『ばあちゃんが作ったおいしいカレーだよ!』とすすめられ、大学生たちは『うまっ!ニンジン最高!』とお代わりをしていました。菅野さんのお宅で休憩させていただき歓談。昨日の雨模様は消え、熱い日差しの中午前の山車のつな引きを終えました。

14時から高寿園へ、ミニ山車を引いて上りました。楽しみに待っていた園の方々の前を山車が通っていきました。太鼓の披露、お囃子にあわせての踊りを行い、見ていた園の方たちも手を振りながら、楽しい一時を過ごせました。


夜になると、12の山車に灯が入り、花火が打ち上げられ、通りに集結していきます。山車の大きさは大小さまざま。大きさは小さくとも臆することなく子どもたちが綱を引いて巡航する姿に、伝統が引き継がれていく様子が伺えました。

翌朝の出発に備えコープあいちのメンバーはお祭終了の少し前に会場を後にしました。バスの出発の前、荒町祭組の山車運行責任者の方より「ありがとうございました。又来年も宜しくお願いいたします」と、こちらが励まされるようなお礼をいただきました。 
●帰路
 渋滞を心配しましたが時間通りに愛知へ帰着しました。全員元気に帰りました。車中では「帰ってからは、地域の皆さんにもっと知らせていきたい」「つなを引く中でお友達が出来た」「声も枯れましたが、完全燃焼しました」「風船に子どもが書いた願いは、“早く家が建ちますように”でした。まだまだです」「祭を作り上げていく素晴らしさ、結束力があると感じました」など感想を出し合いました。

ツアーは無事終了しました。


「夏まつり交流with三陸気仙」は無事終了しました。参加されたみなさん、おつかれさまでした。
今回もたくさんの組合員のみなさんにご参加いただきました。とくに夏休みということもあり若い世代の方が増えて、とても頼もしかったです!

コープあいちでは、今後も支援活動を継続します。
多くの学びを地域で生かし、地域のみなさんと一緒に愛知の備えにつなげます。